管理人が住んでいる所は、50年前に横浜市金沢区の山を切り開いて開発した宅地造成地域であるが、毎年、この時期になると「ホトトギス」の鳴き声を聞くことができる。「テッペンカケタカ」「トッキョキョカキョク」と言われるその鳴き声は、ウグイスの「ホーホケキョ」と違い、聞いてみたい鳴き声とはとても言えない。
今年は、まだ、ホトトギスの鳴き声を聞いていない。ホトトギスの鳴きだす午前2時頃、熟睡しているからだ。
今年の目覚まし時計となる鳥の鳴き声の第1番は「ウグイス」である。2番目は、「カラス」か「コジュケイ」だ。コジュケイの「チョットコイ」はうるさい。
Canon Global | photo gallery野鳥写真図鑑 ホトトギスホトトギス
カッコウ目カッコウ科 全長約27.5cmカッコウに似ているが、少し小さい。夏鳥として5月中~下旬に渡来して、主にウグイスに托卵する。オスの鳴き声は「ホットトギス」とも聞こえ、「特許許可局」「てっぺんかけたか」などとも聞きなしされる。毛虫をよく食べるところや、メスの「ピピピピ」という鳴き声もカッコウに似ている。
歌に詠まれてきた鳥ナンバーワン
ホトトギスの鳴き声を聞くなら初夏の夜がチャンス
「目には青葉山ほととぎす初鰹」の句や、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の気質を表したとされる「鳴かぬなら……」などで有名なホトトギス。万葉の時代からもっとも多く歌に詠まれてきた鳥ですが、身近でも声が聞けることはご存知でしょうか。夏鳥で、オスは、南の国から繁殖地に向かう途中からさえずりだすことが知られています。ホトトギスの場合、都市部や住宅地で声が聞かれるのは5~6月中旬ごろまでに限られるうえ、夜に鳴くことが多いので、大きくてよく響く声でも気づかれないことが多いようです。