岸田首相の自身の「ウクライナ訪問」を評価 とんでもない勘違い

岸田首相は、自身の「ウクライナ訪問」を評価しているようだが、とんでもない勘違いだ。外務省OBの武藤正敏・元駐韓大使は、外交評価は「ゼロに近い」

ウクライナのゼレンスキー大統領が求めているのは、西側の同盟国からの追加の軍事支援だ。その軍事支援ができない日本には、もともとゼレンスキー氏は多くを期待していない。岸田首相がウクライナを訪問し、ゼレンスキー氏に表明したのは終戦後の復興支援である。まだ、ウクライナが勝利すると決まっていない段階での復興支援の表明は、ゼレンスキー氏にとって画餅に過ぎない。

そんな岸田首相のまともに「ウクライナ訪問」に海外メディアは冷ややかなのは当然のことだ。日本のメディアですら、総務省が怖くて「ウクライナ訪問」を批判もしていないが、評価をしているメディアはない。

岸田首相の「ウクライナ訪問」に海外メディアは冷ややか 「外交評価はゼロに近い」と外務省OB

NEWS ポストセブン 2023.03.29 07:00 週刊ポスト

岸田文雄・首相が3月21日にウクライナを電撃訪問した。G7各国首脳の中で唯一ウクライナを訪問していなかった岸田首相にとっては悲願でもあり、“英断”をアピールする絶好のチャンスでもあったはずだ。しかし、海外メディアの報道は冷ややかだった。
フランスの有力紙ルモンドは岸田首相がG7首脳で最後にウクライナ入りしたことを「日本は安全上のリスクを理由に長いあいだ訪問をためらっていた」と報じ、英国BBCは同時期にロシアを訪問した中国の習近平・国家主席と比較して「日本と中国の指導者は、紛争で敵対する国々に、それぞれ戦略的に訪問した」と報じるにとどまった。

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