確かに、プーチンの「米国が核兵器使用の前例を作った」は事実である。日本は今、その過去を忘れたように米国のポチになり下がっている。プーチンがいつ戦術核を使ってもおかしくない。
「ロシアが勝利するか、人類滅亡になるかの2択」しかないのか。
「ロシア・ウクライナ最終決戦」が始まった…! はたしてプーチンは「戦術核」使用に踏み切るのか
現代ビジネス 2023.02.16 | 北野 幸伯
筆者は1月19日付の記事で、ロシアーウクライナ戦争について「大きな戦いが近づいている」と書いた。そして予想通り、この戦争の行方を左右するであろう決戦がはじまった。ロイター2月14日付には、こうある。
〈 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は13日、懸念されていたウクライナでのロシアの新たな大規模攻撃がすでに始まっていると述べた 〉
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〈 ロシアのプーチン大統領は30日、ウクライナ東・南部4州の併合を宣言する演説で、米国が第二次世界大戦末期に広島と長崎に原爆を落とし、核兵器使用の「前例」を作ったと指摘した。プーチン大統領は最近、自国の領土を守るために核兵器を使用する用意があると述べ、核兵器使用が懸念されている。プーチン氏は演説で「米国は日本に対し核兵器を2回使用した」とし「米国が核兵器使用の前例を作った」と述べた 〉
プーチンのメンターと呼ばれる地政学者アレクサンドル・ドゥーギンは、TBSとのインタビューで驚愕の発言をしている。
〈 「ロシアが勝利するか、人類滅亡になるかの2択です。3つ目のシナリオはありません。我々は勝利しなければ止まることがないのでこの戦争はいつまでたっても続く可能性もありますが、人類滅亡であっという間に終わる可能性もあります 〉(TBS NEWS DIG 2月12日)