電気通信大学の研究によって明らかになったところによると、藤井聡太竜王の棋力の特徴は「飛び抜けた中終盤力」にあります。中盤から終盤にかけての展開で、藤井聡太竜王が勝率を上げる傾向があることが分析されました。そのため、相手の長考によって藤井聡太竜王が有利な展開を作り出す力や、詰み筋を見つけ出す力など、終盤での読みが深く、緻密な手筋を持っていることが特徴的です。また、藤井聡太竜王は若いながらも持ち時間をうまく使い分けることもでき、緊張感のある状況でも冷静な判断力を発揮することができるため、終盤においても安定した強さを持ち合わせています。(ChatGPT)
藤井聡太六冠の「棋力」を数値化したら「飛び抜けた中終盤力」が歴然 電気通信大・伊藤毅志准教授ら研究
東京新聞 TOKYO Web 2023年3月21日 06時00分
将棋のプロ棋士の棋譜を人工知能(AI)を用いて分析することで、従来は漠然としていた将棋の強さ「棋力」を客観的な数値として表すことに、電気通信大(東京都調布市)の伊藤毅志准教授(59)らが成功した。この分析によると、最年少で六冠を獲得した藤井聡太王位(20)の数値は他のトップ棋士と比較しても突出して高く、伊藤准教授は「藤井さんの棋力が飛び抜けていることが数値的にも確認できた」と話している。(樋口薫)