第81期名人戦第5局2日目、勝敗は藤井聡太竜王の封じ手がカギを握るか。
ABEMA TIMES 2023/05/31 19:58将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負が5月31日、長野県高山村の「緑霞山宿 藤井荘」で第5局が行われ、藤井竜王が56手目を封じて指し掛けとした。あす6月1日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
4連覇を目指す渡辺名人に最年少名人と七冠獲得を目指す藤井竜王が激突する今季のシリーズは、名人の1勝、挑戦者の3勝で推移している。第5局は、渡辺名人の「矢倉」対藤井竜王の「雁木」の構えに。慎重な駒組みから、渡辺名人が陣形に工夫を見せ定跡形から外れた。力戦から、封じ手の時間が見えてくる夕刻に渡辺名人が桂馬を跳ねる決断。ABEMAで解説を務めた阿部健治郎七段(34)は「相当な勝負所。本局で一番難しい局面」とコメントしていた。