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土井と福山(石狩川水系産淡水魚の水銀蓄積に関する研究,35,467-478,1980,日衛誌)が、1975~78年に、石狩川水系の米盛(米飯)川、倉沼川、牛朱別川、忠別川、美英川、石狩川、オサラッペ川、および江丹別川から637匹のウグイを採集し、総水銀濃度(ppm,幾何平均,95%信頼区間,最小-最大;0.175, 0.168-0.183,0.03-0.88),体長(mm,算術平均,標準偏差,95%信頼区間,最小-最大;149,35,146-151,73-326)を測定しています。 ... "我が国におけるメチル水銀汚染-第五章 北海道 – 2. 石狩川水系" を続けて読む

我が国における魚介類の水銀に暫定的規制値として、平均値として総水銀で0.4 ppmかつメチル水銀で0.3 ppmを超えるとされています(1973.7.23,厚生省)。しかし、例外措置としてのマグロ類(マグロ、カジキおよびカツオ)、深海魚類、および内水面水域の河川産の魚介類(湖沼産は除く)に、暫定的規制値は適応されていません。深海魚は漁獲が少ないことを例外理由として説明されています。マグロ類は近海魚でなく、人工汚染の考えにくい大洋の回遊魚ということをその理由としたのではないかと思います。しかし、実際は、漁業経済上、規制から外す選択しかなかったのでしょう。一方、川魚が水銀規制されない理由を構築した調査・研究を今回、紹介したいと思います。

... "我が国におけるメチル水銀汚染-第五章 北海道 – 1. 常呂川水系" を続けて読む

1973年5月22日、八代海と対峙しない海岸線の熊本県天草郡有明町(天草上島・現上天草市有明町)において第三の水俣病の発生が疑われるとする記述が、熊本県の委託研究に対する熊本大学第二次水俣病研究班の報告書にある、という報道がありました(朝日新聞,73.5.22)。有明海第三水俣病問題発生のきっかけです。 ... "我が国のメチル水銀汚染 - 第四章 - 有明海第三水俣病" を続けて読む

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今回の鹿児島湾のメチル水銀汚染については、すでに和文論文として投稿しています。ネット検索では「粘土科学」→(→;クリック)粘土科学-J-Stage → 粘土科学の掲載論文が検索できます。画面の右上側に過去の巻号を選ぶ、巻50→号3→検索→の中ほどまでスクロールで下りてもらえば、「メチル水銀による環境汚染と疫学:鹿児島湾を対象として」に行き当たります。其処のPDF形式でダウンロード→で掲載論文が読めます。今回の投稿では、論文に記載しなかった「鹿児島湾のメチル水銀汚染」を中心に報告したいと思います。 ... "我が国におけるメチル水銀汚染-第三章-鹿児島湾第六水俣病" を続けて読む

1973年5月22日、熊本大学第二次水俣病研究班が熊本県に提出した報告書に、1960年で終息したとされた水俣病の発生が慢性発症(慢性水俣病)の形態でその後も続いていること、さらに八代海と対峙しない海岸線の熊本県有明町(天草上島・現上天草市有明町)に認定基準を満たす水俣病患者8人、疑いの持たれる者2人、要観察者9人の存在を示す記述のあることが報道されました(朝日新聞、1973.5.22)。これは有明海の水銀汚染源がチッソ水俣工場以外、すなわち有明海沿岸の宇土市(および大牟田市)で操業する2つの水銀を使用する事業所であることを推論したものであり、新潟水俣病に続く、第三の水俣病が起きているとの報道でした。 ... "我が国におけるメチル水銀汚染 – 第二章 – 徳山湾第四水俣病" を続けて読む

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依頼したセレサン石灰の水銀分析の結果報告が夏至の翌日22日にありました。分析に供した「セレサン石灰」は山本農薬株式会社府中工場で昭和36年1月10日に製造されたものです。タルク29.88%および消石灰(Ca(OH)2)69.7%の増量剤(あるいは基質)に対し、0.42%(Hg換算では0.25%)の酢酸フェニル水銀を含ませた製剤です。結果は前回記述した予想のほぼ範囲内でした。 ... "セレサン石灰 – 分析結果と考察" を続けて読む

全国に点在したメチル水銀汚染について記そうと書き始めましたが、遅々として進まず、まだ第一章・関川流域に止まっています。全国に共通するメチル水銀汚染源として稲作におけるイモチ病対策に大量散布された「セレサン石灰;酢酸フェニル水銀系農薬」が考えられます。ここまでの世間の常識に照らせば、共通するメチル水銀汚染源は工場廃液です。水銀を触媒としてアセチレンの水添加反応でアセトアルデヒドを生産すれば、反応液中でメチル水銀が副生することは確認されています。当時の関川流域の渋江川には、ダイセル新井工場でアセトアルデヒドを、日本曹達二本木工場で苛性ソーダを、また関川河口に流入する保倉川には、信越化学直江津工場で苛性ソーダを、それぞれ工程に水銀を使って生産していました。関川流域で「公害」が発生しているだろうと注目されました。 ... "我が国におけるメチル水銀汚染-第一章・関川流域・米どころ" を続けて読む

原田正純先生が試料とした299人の保存臍帯に22人の胎児性水俣病患者(胎児性患者と後述)のそれらが含まれています。前回、出生地が記載された219人の臍帯メチル水銀濃度の地域差は有意で、出水≫水俣>芦北3町(芦北と後述)と記しました。22人の胎児性患者(水俣9人・芦北5人・出水8人)の臍帯メチル水銀濃度の分布に地域差があるのでしょうか。今回、この地域差に係る幾つかの知見を紹介したいと思います。 ... "続・臍帯メチル水銀濃度の謎 – 胎児性水俣病患者を対象として" を続けて読む

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我が国では、胎児の命綱である臍帯を出自の証明として保存する習慣があります。桐箱に収められた私の臍帯も何度か母に見せられた記憶があります。しかし、保存臍帯は母親の宝なのでしょう、所帯を持ってからも譲渡されることはありませんでした。そんな保存臍帯が語ってくれる貴重な情報の紐解きに挑戦しています。 ... "臍帯メチル水銀濃度の謎" を続けて読む

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この年になると、新年を迎えても、特別な何かに出会うことは少ないように思います。この年末・年始は久しぶりに鹿児島でしたので、照国神社に行きました。神社への参拝では、お願いではなく、感謝を伝えるというのが一般的ですが、「水俣病論文」が出版まで行けるように秘かに「お願い」しました。 ... "セレサン石灰(酢酸フェニル水銀含有農薬)" を続けて読む

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