竜王戦、藤井竜王の▲2七香 プロが見えにくい「非凡な一手」

藤井竜王の▲2七香はプロが見えにくいのか。素人でもなかなか指せない手かも。

【対局総括】プロが見えにくい藤井竜王の▲2七香 稲葉八段「単純な狙いなのに、厳しい『非凡な一手』」

読売新聞オンライン 2022/11/09 17:25

__

第35期竜王戦七番勝負第4局は藤井聡太竜王が勝ちました。感想戦に同席した新聞解説の稲葉陽八段に本局を総括してもらいました。

途中までは前例のある将棋で、広瀬八段は55手目で(前例通りの)▲6九香が本命だったと思いますが、本譜の▲3五歩もある程度は想定していたと思います=1図=。

藤井竜王の▲2七香(59手目)がプロには見えにくい手で、単純な狙いなのに厳しい。強くなればなるほど考えない手なので『非凡な一手』という感じがしますね=2図=。実際は、そのあとも難しかったと思いますが、後手が苦労するというか、最善を保つにも指しにくい変化が多かったので、ずっと藤井竜王が先手の利をキープしていたと思います。
___

おすすめ記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Translate »
WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com