国民は直接、総理を選ぶことがができない。だから、余程、総理が国民の意見に耳を傾けてその職務を果たさない限り、国民は時の総理に常に不満を抱くことになる。
菅前総理も、国民の意見などまったく聞こうとしなかった最悪の総理の一人である。その菅氏が同類の岸田首相を批判するなんて滑稽だろう。
菅前首相が“あの男”を異例の批判…「菅さんの不満と焦り」があらわれた提言が「感動モノのブーメラン」なワケ
文春オンライン 2023/01/24
菅義偉前首相が月刊誌『文藝春秋』(2023年2月号)のインタビューで岸田首相批判をしているのが話題です。『菅“決起”』(夕刊フジ)、『岸田降ろし』(日刊ゲンダイ)、『ポスト岸田 菅氏動く?』(毎日新聞)など紙面に踊る。マスコミもちょっとザワザワしています。
というわけで、どんな内容なのか実際に『文藝春秋』を読んでみました。菅氏は「目覚めよ!日本 101の提言」という企画のトップバッターとして登場していた。タイトルは「派閥政治と決別せよ」。
これが冒頭の言葉から感動モノなので紹介したい。《皆さんの中には、国民の声が政治に届きにくいと感じている方も多いと思います。》(by菅義偉)
素晴らしい! その通り! 首相当時あれだけ説明不足と言われた人が1年ちょっとでこんなことを言うのだから感動です。菅氏と言えば「19年9月に就任した菅義偉前首相は、新型コロナウイルス対応や東京五輪開催を巡る説明軽視の姿勢に批判が集まり、1年で退陣に追い込まれた」(東京新聞2022年12月26日)という“実績”がある。それだけではない。日本学術会議の任命拒否6名の理由についても未だ説明していない。「お答えを差し控える」という言葉が大好きだった菅さん。そんな方が岸田首相の説明不足を指摘するなんてやっぱり感動です。