コロナ死者数の増加は、一見、死亡率が増加したかのように見える。だが、この死亡率の増加は、実際の感染者数が報告よりもかなり多く、感染を確認されていない隠れ感染者(無症状感染者)と軽症者の増加によるものと考えられる。この無症状感染者は、ワクチン接種の発症予防効果によるものかもしれない。
NHK NEWS WEB 2023年1月11日 21時10分新型コロナウイルス対策について助言する、厚生労働省の専門家会合が開かれ、亡くなる人の数が過去最多となる状況が続き、高齢者施設や医療機関での集団感染が増加傾向になっていると指摘しました。今後も感染者数の増加が続き、亡くなる人がさらに増えることが懸念されるとして、医療体制の強化や重点化、それに感染対策の継続が必要だとしています。
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“感染者数 報告よりもかなり多いか 実態把握の必要”
厚生労働省の専門家会合のあと開かれた記者会見で、脇田隆字座長は、一日に報告される新型コロナの死者の数が高い水準となっていることについて、「感染者数が増えているため、高齢者や基礎疾患のある人の感染も増えていて、ウイルス性肺炎というよりは、基礎疾患の悪化による死亡も増えているが、さらに深掘りの分析が必要ではないかという議論があり、今後、分析や調査をしていく必要がある。一方、感染者数は、報告よりもかなり多いのではないかという意見もあり、実態把握の必要があると考えている」と述べました。